こんにちは。セレベルの澁谷です。
以前は、縁起が悪い・入院されている方に悪い等、敬遠される事が多かった葬儀の事前相談。
最近では、「終活」という言葉も浸透し始め、事前相談へのハードルが下がっている事を実感しています。
葬儀のご相談を受けている中で、やはり話題に出ることが多いのが「戒名」。
様々なお客様とお話しさせていただく中で、
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「葬儀には、お寺様を呼ばないけれど戒名は欲しい」
「亡くなったら、戒名をもらわなくてはいけないでしょう?」
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などのお言葉をいただきます。
そこで、今回は「戒名」のお話を簡単にさせていただきます。
戒名とは、そもそも亡くなった人がいただく物ではありません。
仏教の信者となり、戒律を守ることを誓うことでいただく事が出来るお名前です。
その為、生前に戒名を頂いている方も、たくさんいらっしゃいます。
■葬儀には、お寺様を呼ばないけれど戒名は欲しい
基本的に、戒名は仏教徒となった証の様なものです。
戒名は欲しいけれど、葬儀にお寺は呼びたくないというのは、話が矛盾していますよね。
戒名だけ授けてくださる様な寺院や、それを手配する業者等が存在するのも事実ですが、
果たしてその寺院が、お客様が納得できるような戒名を授けてくださるかはわかりません。
■亡くなったら、戒名をもらわなくてはいけないでしょう?
上にも書いた通り、戒名は亡くなったから必要になるお名前ではありません。
お寺様をお呼びしても、戒名を頂かなかったケースもございます。
続いて、戒名の種類について少しお話させていただきます。
戒名は大きく分けて、三種類に分かれます。
①戒名(天台宗・真言宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗など)
②法号(日蓮宗)
③法名(浄土真宗)
①②の場合
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○○院 ○○ ○○ 居士
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・院号
本来は、お寺を建てた等、多大な貢献をした方の戒名に付けられる称号です
院号がついているお名前の方が位が高いと言われています。
・道号
以前は、お寺の住職等、仏道に励んだ方がいただいた称号です。
・戒名
この2文字が戒名(法号)と呼ばれる名前です。
・位号
大人に戒名を付ける場合、信士(男)・信女(女)
それより高い位として、居士(男)・大姉(女)
と付けられることが多いです。
③の場合
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(○○院)釋(尼)○○
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浄土真宗の法名は、他宗の戒名と異なり、「釋○○」の3文字(女性は「釋尼○○」と4文字)で授かります。
戒名と同じく、院号を付けて授かることもありますが、本来は上に書いた3文字か4文字で授かります。
まだまだ、細かいお話はたくさんありますが、戒名のお話の第一歩としてお話しさせていただきました。
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